六星占術では人生の中で訪れる運気として「大殺界」と「宿命大殺界」という2つの概念があります。
この2つについては同じように考えている人も多いのですが違います。そもそも大殺界は12年のうち3年、宿命大殺界は1生のうちで20年という期間そのものからして異なり概念も異なります。
宿命大殺界を12年のうちの3年と捉えている人もおられますが違うものなので注意してください。
ただしこの宿命大殺界と大殺界が重なる時期はあります。宿命大殺界は20年続くので必ず3年は必ず重なります。人によっては6年重なります。
今回は、大殺界と宿命大殺界の基本的な解説から、重なった時の影響、そして効果的な対処法まで、詳しくお伝えします。
この記事を読むと分かること:
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目次
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六星占術における大殺界と宿命大殺界の基本
まずは、大殺界と宿命大殺界それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。
大殺界とは?
大殺界は、六星占術における12年周期の運命周期の中で、特に運気が低迷するとされる3年間を指します。具体的には以下の3つの時期が該当します:
- 陰影:人間関係のトラブルが起きやすい時期
- 停止:過去の蓄えを消費する時期
- 減退:新しいことを始めても失敗しやすい時期
これらの3年間は、慎重に行動し、大きな決断や新しい挑戦を避けるべき時期とされています。またこちらは自分の星人を判別することで時期が分かります。自分の星人(例:土星人プラスなど)が分かっている人は以下のリンク先で大殺界の時期を確認ください。
(月運の大殺界、日運の大殺界もあります。12か月のうち3か月は大殺界。12日のうち3日は大殺界です)
宿命大殺界とは?
一方、宿命大殺界は人生全体の中で訪れる長期的な転換期を指します。その特徴は以下の通りです:
- 宿命は10年単位で10訪れる
- そのうちの2つが宿命大殺界の時期
- 人生の大きな転換点となる時期
100年のうち20年です。寿命などの関係で宿命大殺界が訪れないという人もいます。
また宿命大殺界は不運の時期ではなく転換期と考えてください。自己成長や人生の方向性を見直す重要な機会と捉えることが大切です。
人によっては大きく好転することもあれば逆に転落する可能性もあります。そのため大殺界と近い意味でとらえている人も多いようです。
大殺界と宿命大殺界が重なるとどうなる?
大殺界と宿命大殺界は、それぞれ異なる周期で訪れるため、人生の中で重なる可能性があります。では、この2つが重なった場合、どのような影響があるのでしょうか?
大殺界と宿命大殺界の再確認
大殺界と宿命大殺界の再確認です。大殺界は運気が低迷する3年間。宿命大殺界は人生の転換期の20年間で運気が低迷するとは限らないということでその違いを認識してください
- 大殺界:運気が低迷する3年間
- 宿命大殺界:人生の転換期の20年間(運気低迷とは限らない)
重なった時の影響
大殺界と宿命大殺界が重なった場合、以下のような影響が考えられます:
- 大殺界の凶作用が宿命大殺界により増幅される
- 人生の大きな転換点と日常的な困難が同時に訪れる
これらは必ずしもネガティブな影響だけではありません。この時期を上手く乗り越えることで大きな成長や飛躍のチャンスにもなり得ます
大殺界と宿命大殺界が重なった時の過ごし方
2つの殺界が重なった時期は確かに困難が多いかもしれません。そもそも運気が低迷する3年間だから当然です。
しかし、適切な心構えと行動で、この時期を乗り越え、むしろチャンスに変えることができます。以下に、効果的な過ごし方をご紹介します。
慎重な行動を心がける
この時期は特に慎重な行動が求められます。大きな決断や冒険的な行動は可能な限り避け、安全策を取ることが賢明です。特に宿命と違う方向だと問題が起きる可能性が高いので注意したい
- 新しい事業や大きな投資は控える
- 重要な決断は十分な時間をかけて検討する
- 日常生活でも安全第一を心がける
- 自分の宿命との一致を確認する
自己分析と内省の時間を持つ
宿命大殺界は人生の転換期です。この機会を利用して自己分析や内省の時間を持ちましょう。
- 宿命の方向性を再確認する
- 自分の長所・短所を客観的に見つめ直す
- これまでの人生を振り返り今後の方向性を考える
健康管理に注力する
運気が低迷する時期は、心身ともにストレスがかかりやすくなります。健康管理には特に気を付けましょう。
- 規則正しい生活リズムを維持する
- 適度な運動を心がける
- バランスの取れた食事を心がける
- しんどい時には早めに休憩
- 定期的な健康診断を受ける
- 十分な睡眠時間を確保する
人間関係を大切にする
困難な時期だからこそ周囲の人々との絆を大切にすることが重要です。
- 家族や友人との時間を積極的に持つ
- 困ったときは素直に助けを求める
- 感謝の気持ちを忘れずに表現する
- 相性なども考える。自分勝手な人との関わりはできるだけ避ける
小さな目標を立てて達成感を味わう
大きな挑戦は避けるべき時期ですが、小さな目標を立てて達成していくことで、自信を保つことができます。
- 日々の小さなタスクを確実にこなす
- 新しい趣味や学びを少しずつ始める
- 達成できたことを自己肯定的に評価する
運気を好転させる「陽転」の方法
六星占術では、運気の低迷期を好転させることを「陽転」と呼びます。大殺界と宿命大殺界が重なった時期こそ、積極的に陽転を心がけましょう。
こちらでは概要を説明するので詳細は以下のリンク先で確認ください。
(参考:宿命大殺界を陽転させる方法)
先祖供養を行う
六星占術の創始者である細木数子さんは、先祖供養の重要性を強調しています。定期的な墓参りや供養を行うことで、運気の改善が期待できます。
感謝の気持ちを持つ
日々の生活の中で、感謝の気持ちを持つことは非常に重要です。些細なことでも感謝の気持ちを持つことで、ポジティブな心構えを維持できます。
善行を心がける
他人のために何かをすることは自分の運気も好転させる効果があります。ボランティア活動や周囲の人への親切な行動を心がけましょう。
環境を整える
身の回りの環境を整えることも運気の改善に繋がります。部屋の掃除や整理整頓、不要なものの処分などを行いましょう。
前向きな言葉遣いを心がける
言葉には力があります。否定的な言葉を避け、前向きで肯定的な言葉遣いを意識することで、心の状態も前向きになります。
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六星占術の基本と12運命周期について
最後に、六星占術の基本と運命周期について簡単に解説します。これらの知識を持つことで、大殺界や宿命大殺界をより深く理解することができます。
六星占術とは
六星占術は、細木数子さんが中国の易学や算命学をベースに独自に編み出した占術です。生年月日によって人を6つの星に分類し、その星の特性や運命周期を読み解きます。
6つの星
六星占術では、以下の6つの星に人を分類します:
- 土星人
- 金星人
- 火星人
- 水星人
- 木星人
- 天王星人
それぞれの星には独自の特性があり、その人の性格や運命の傾向を示すとされています。
運命周期について
六星占術では、12年周期で運気が変化すると考えられています。この12年周期を「運命周期」と呼び、以下の順序で巡ってきます:(一般的に言われる大殺界の3年というのはこの考え方から導きだされます。宿命大殺界の20年は別の概念なので注意ください)
- 種子
- 緑生
- 立花
- 健弱(小殺界)
- 達成
- 乱気(中殺界)
- 再会
- 財成
- 安定
- 陰影(大殺界)
- 停止(大殺界)
- 減退(大殺界)
この12周期で年運、月運、日運が定まります。
この周期を理解することで、自分の人生の流れをより深く把握することができます。運命星(例:土星人プラスなど)が分かれば年運、月運、日運をチェックできます。今日の運勢を知りたい場合は以下のリンク先を下がって確認ください。
宿命大殺界の概念と求め方
宿命大殺界は10年ごとに変わる10の宿命のうち2つの時期になります。
その宿命大殺界の時期は転換期で大きく成功する人もいれば逆に大きく転落する可能性もある時期。早めに宿命大殺界の時期を確認し対策を練っておきましょう。
宿命大殺界の求め方は以下のリンク先でまとめているので確認ください。
(参考:宿命大殺界を無料で簡単確認!自動計算で運命を知る方法)
まとめ:大殺界と宿命大殺界を乗り越えて、飛躍のチャンスに
六星占術における大殺界は12年中3年の運気の低迷期。宿命大殺界は1生のうちで約20年間の転換期で概念が全く異なります。同じ大殺界という言葉は付きますが別物なので注意。
- 大殺界:運気が低迷する3年間
- 宿命大殺界:人生の転換期の20年間(運気低迷とは限らない)
またこの2つが重なった時期は、様々な困難や挑戦に直面する可能性が高くなります。それは「大殺界」という運気が低迷する3年間が増幅される可能性があるからです。
しかしながら、この時期を単なる「不運な時期」ではありません。共に努力が将来的な力となる3年間です。本当の実力が身に付く時期です。
自己成長と飛躍のチャンスだと前向きに捉えることが大切です。慎重な行動を心がけつつ、自己分析や内省の時間を持ち、健康管理や人間関係の構築に注力することで、この時期を乗り越えることができます。
さらに、「陽転」の方法を実践することで、運気を好転させる可能性も高まります。先祖供養や感謝の気持ちを持つこと、善行を心がけることなど、日々の小さな積み重ねが大きな変化をもたらします。
六星占術の基本や運命周期の知識を持つことで、自分の人生の流れをより深く理解し、適切な行動を取ることができます。大殺界と宿命大殺界が重なる時期を、恐れるのではなく、人生の大きな転換点として前向きに捉え、乗り越えていきましょう。
この記事のまとめ:
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