六星占術といえば、細木数子さんが広めた人気の占術ですよね。
その中でも「宿命星」は重要な要素として知られています。
宿命星というと24に分類される星人のことだと理解している人が多いようです。しかしながら六星占術では10の宿命星のことを指す場合もあります。今回は、この宿命星について詳しく解説していきます!
この記事を読むと分かること:
|
スポンサーリンク
六星占術における宿命星とは?
六星占術は、細木数子さんが中国の易学や算命学をベースに独自に編み出した占術です。この占術の中で、宿命星は非常に重要な役割を果たしています。
宿命星として検索などで出てくるのは以下の2つ。どちらも細木数子さんが説明されている六星占術で使われている言葉です。
- 24の星人
- 10の宿命星
これらの宿命星は生年月日によって決定され、その人の性格や運命、人生の傾向を示すとされています。
共に六星占術の考えながらそれぞれ独立した概念です。世間一般的には24の星人と12の運気巡りについての解説、説明が多いのですが10の宿命星についても知っておくといいでしょう。
六星占術24の星人について
六星占術は、細木数子さんが考案し娘の細木かおりさんが継承している占術です。
生年月日に基づいて人々を6つの主星(土星、金星など)と陰陽(プラス、マイナス)の組み合わせで分類し、さらに特殊な「霊合星人」を加えた24種類の星人に分けます。ネットなどを見ているとこちらを宿命星として説明しているケースも多いです。また六星占術の書籍はこの24種類の星人で説明しているものが多いので知っている人も多いことでしょう。
6つの主星
6つの主星で大まかに性格や向いている職業などが分かります。
- 土星人:理想主義者で完璧主義
- 金星人:明るく社交的な行動派
- 火星人:感性豊かで芸術的センスがある
- 天王星人:天真爛漫で現実主義者
- 木星人:落ち着きがあり大器晩成型
- 水星人:独立心旺盛で世渡り上手
陰陽の分類
各主星は、生まれ年の干支によって陽(プラス)と陰(マイナス)に分かれます。陽(プラス)はその主星の性質がダイレクトに出て陰(マイナス)はやや控えめに出てくるという特徴があります。
他にも運気が少しずれて訪れるという特徴もあります(年運、月運、日運など)。
6つの主星と陰陽の分類で12に分類されます。
霊合星人
霊合星人は12人に1人の割合で生まれる特殊な星人で2つの主星の性質を併せ持ちます。
先に主星と引用で分類された12の星人についてそれぞれ霊合星人の分類もあるということで最終的に24に分類されます。
例えば土星人プラスの霊合星人は、土星人プラス霊合星人として分類されます(土星人プラスには土星人プラスと土星人プラス霊合星人の2分類あるということ)。
12の運気
六星占術で良く知られるのが先に紹介した24の星人と12の運気です。12の運気で年運、月運、日運が説明されています。
それぞれの運命星の年運、月運、日運は別途まとめているので以下のリンク先を下がって確認ください。
10の運気を表す宿命星
六星占術では24の星人が分類される一方で、10に分類される宿命星も説明されています。こちらは細木数子先生の解説、書籍などでも説明が少ないので知らない人も多いようです。
簡単に言うと10の宿命星は10年単位で変化するものです。そしてそのうちの20年は宿命大殺界とされています。
(書籍で言えばこちらが分かりやすい⇒宿命大殺界(細木数子著・日芸文芸社刊))
以下に10の宿命星とその特徴を詳しく解説します。
1. 白照星(はくしょうせい)- 自我、頑固、独立心の星
白照星は、強い意志と自立心を表します。自分のペースを大切にし、他人の意見に左右されにくい特徴があります。本質は守備です。
- マイペースで独立心旺盛
- 頑固で人の意見に耳を傾けにくい
- 不器用で要領が悪いが、コツコツと努力する
- 「うさぎとかめ」のかめのようなタイプ
2. 妙雅星(みょうがせい)- 協調、和合、説得の星
妙雅星は協調性と政治力などを表します。人との和を重んじ説得力のある言動で周囲を引っ張る力があります。本質的には守備で白照星と近い部分もありますが独立心よりも協調が重視されます。
- 協調性に優れ、人との和を重んじる
- 説得力のある言動で人を引っ張る
- 政治力に長ける
- 八方美人になりすぎると信頼を失う可能性がある
3. 光美星(こうびせい)- おおらかさ、遊びの星
光美星は自由と自然体を愛する大らかさを表します。遊び心を活かして物事に取り組むと、良い結果を得やすい特徴があります。その本質は伝達で他人に何かを伝えたり残したいという気持ちが強まります。
- 遊ぶことに喜びを感じる
- 遊び心を活かして仕事に取り組むと上手くいく、逆にストイックすぎると良くない
- 「うさぎとかめ」のうさぎのようなタイプ
- 芸術、文化で成功しやすい
- 健康面での影響に注意が必要
4. 静雲星(せいうんせい)- 反発、反抗、孤独の星
静雲星は、繊細でデリケートな性質を持ち鋭い感性と芸術性を表します。孤独を好む傾向がありますが、その中で素晴らしい才能を発揮します。本質は光美星と同じく伝達です。
- 静雲星に支配されると周囲の人に反発して衝突しやすい、感情の起伏が大きくなる
- できるだけ細かいことは気にしないでいたいところ
- 孤独でいた方が心が休まり上手くいきやすい傾向あり、人間関係はあまり期待できない
- 芸術などに素晴らしい感受性を発揮
- 大きな発見や発明の原動力になる場合もあり
5. 緑水星(りょくすいせい)- 人気の星
緑水星は、周囲を引き込むカリスマ性と魅力を持つ人を表します。人気者になりやすく、財運も高まりやすい特徴があります。
- 周囲の人を惹きつける魅力がある
- 愛されたい気持ちが高まる
- 人の面倒見が良くなる
- 財運が高まりやすい
6. 大善星(たいぜんせい)- 家庭の星
大善星は、穏やかで慎重な性質を持ち、家庭を大切にする人を表します。着実に物事を進める傾向があり、長期的な視点で成功を収めやすい特徴があります。
- 家庭が安住の地になる
- 用心深さと着実さが成功のカギ
- 大器晩成型の性格
- お金が貯まりやすい
7. 風行星(ふうこうせい)- 仕事の星
風行星は、向上心が強く多忙な性質を持ち、仕事や目標に対して情熱的に取り組む人を表します。短期的な成果を上げるのが得意で、変化を好む特徴があります。
- 度胸がすわり、行動にメリハリがつく
- 一つのことに打ち込むと大ブレイクする可能性がある
- 短期戦で力を発揮するタイプ
- 変化を好み、安定や落ち着きとは無縁
8. 大木星(たいぼくせい)- 堅実の星
大木星は、自尊心が高く責任感がある性質を持ち、組織や集団の中で力を発揮する人を表します。指導力があり、教育分野でも活躍しやすい特徴があります。
- 集団、組織の中で活動するのに向く
- 人を指導したり、教育したりするのが得意
- あくまで理想を追求し、妥協を嫌う
- プライドにこだわりすぎてタイミングを逃すことも
9. 火竹星(かちくせい)- 変化の星
火竹星は、常識を嫌い自由と変化を愛するチャレンジャーを表します。新しい環境や経験を通じて成長し、独創的なアイデアを生み出す力があります。
- 未知のものに対する好奇心や挑戦心が高まる
- 変化を強く好み、安定とは無縁
- 安定した環境を離れると成長する
- 恋愛に走りやすい(トラブルにも注意)
10. 香創星(こうそうせい)- 学びの星
香創星は、知的好奇心が旺盛で、伝統や知恵を大切にする学者肌の人を表します。深い愛情と優れた人間関係のコントロール能力を持ち、教育や研究分野で力を発揮します。
- 物事の伝統や歴史を大事にする
- 勉強欲が高まり、吸収力も強い
- 深い愛情を周囲に向ける
- 人間関係のコントロールが抜群に上手い
六星占術における24の星人と10の宿命性の使い分け
六星占術における24の星人と10の宿命性はそれぞれ違う概念です。
世間一般的には24の星人と12の運気のめぐりあわせで説明されることが多いです。しかしながら良い運気なのになかなかうまくいかないと感じる人も多いことでしょう。
その人達は10年ごとに変わる宿命星に反した動きをしている可能性があります。宿命星の性質に反した動きをしていると運気が良くてもなかなかダイレクトにその運気の良さを生かすことができないのです。
もちろん大殺界のようにダイレクトにうまくいかないというほどではないにしても今一つ乗り切れないという場合はこの宿命星に反した動きをしているケースが多い。
スポンサーリンク
宿命大殺界も意識したい
また10年ごとに変わる10の宿命星ですがそのうちの20年は宿命大殺界と言われる時期になります。
この20年間は人生が大きく変る時期と言われます。
これは悪い意味ではなく人生の転換期と考えてください。良い人はとことんうまくいき、悪い人は何をしてもうまくいかないという激流の20年間になる可能性があります。
宿命大殺界については別途、調べ方をまとめているのでそちらで確認しておくといいでしょう。
(参考:宿命大殺界の求め方)
まとめ
六星占術における宿命星は、人生の方向性や性格傾向を示す重要な要素です。この記事では、宿命星の2つの主要な概念である「24の星人」と「10の宿命星」について詳しく解説しました。
ネットなどで六星占術の宿命星について調べると24の星人のことを指しているケースが多いですが、もう1つの概念として10年ごとに変化する10の宿命星があるのでこちらも意識するといいでしょう。
この10の宿命星はその時期の運気や行動の指針を示します。各宿命星には独自の特徴があり、その性質に沿って行動することで、より良い結果を得やすくなります。
また、10の宿命星のうち20年間は「宿命大殺界」と呼ばれる人生の転換期にあたります。この時期は大きな変化や挑戦の機会となる可能性があります。
24の星人と10の宿命星を組み合わせて理解することで、より詳細な自己分析や人生の指針を得ることができます。ただし、これらは単なる占いではなく、自己理解と成長のためのツールとして活用するといいでしょう。
この記事のまとめ:
|
スポンサーリンク
コメントを残す